必要な検査

検査をしているのに治療がうまくいっていない人のパターン

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最近、私の副腎疲労外来に検査結果を持って受診される患者さんが増えました。

血液検査から始まって、唾液や尿でのホルモン検査、食物アレルギー検査、重金属検査、中には詳細な遺伝子解析の結果をお持ちの方もいます。

そういった検査は主に必要な薬やサプリメントを決めるために使われます。

ご自分で検査をオーダーし、その結果をみて自分のサプリメントを決めている人もいますし、クリニックで検査をしてもらい、サプリメントを処方してもらっている人もいます。

それがうまくいっている人は、当院を受診することはないので、当院に来院される人は全員うまくいっていない人です。

そんなうまくいっていない人の2つのパターンをご紹介します。

1 原因とは関係ない不適切な検査を行っているパターン

そういう人たちの治療内容を見てみると、検査の異常値を補正するものになっています。(ビタミンBが足りないからビタミンを処方、男性ホルモン数値が足りないからホルモンを処方)

症状の原因がビタミンやホルモンの不足からきているのでなければ、治療はうまくいきません。

通常の診療では、患者さんの話を聞いて、診察をしてから、病気の原因の予想をたて、それを確定させるために検査を行います。

だから、その予想が外れていると、検査の意味がなくなってしまいます。

検査では栄養素の過不足のデータが出てきますが、それを補っても、症状の原因がそこにはないのですから、症状は改善しません。

一部の病院では、問診・診察を経て、必要な検査を絞り込んでいく一番大事なプロセスが省略され、ルーチンとして(型どおりの決まり切った)検査が行われ、「貴方に足りないサプリはこれです」というレポートが作られているという話も聞きますが、それはともすれば薬害ならぬサプリメント害を生み出す可能性があります。

私のクリニックでは全ての患者さんに決まっているルーチンの検査は一つもありません。

副腎疲労の疑いの患者さんに対しても、診断根拠となる唾液中コルチゾール検査、尿中ホルモン検査は、必要な人にしか行っていません。

その代り、根本原因が潜んでいると思われる個所の検査は、多少高価でもお奨めしています。

患者さんの話や風貌、診察所見から必要な検査を絞り込むプロセスこそが副腎疲労治療のキモだと思います。

2 検査の結果の解釈が間違えているパターン

毛髪ミネラル検査は非常に使えます

私がルーチンにでやっている検査はありませんが、気に入っている検査はあります。
それは毛髪ミネラル検査です。

自分の毛髪を根元から100本ほど切って検査会社に送るだけで、多くの情報が得られます。
毛髪は排泄器官のひとつであり、ミネラル類は、毛髪中のケラチンに付着しやすい性質を持っていますから、毛髪中のミネラル測定をすることで体内の金属レベルが推測できるのです。

またそれだけではなく、副腎疲労の重症度腸内環境も推定できます。
毛髪ミネラル検査は、まさに副腎疲労のための検査だと言えます。

毛髪ミネラル検査は読み方にコツがいります

毛髪ミネラル検査は非常に便利ですが、検査の解釈には多少コツがいります。
各ミネラルが基準値に入っていればOK、という単純なものではありません。

まず、毛髪ミネラル検査は体内の金属の蓄積量ではなく、排泄量をみる検査です。

「重金属が出てないから安心」ではなく、「排泄障害があるかも知れない」という目をもって見ることが非常に大事です。

なぜなら、実際病状が深刻なのは、排泄障害のある患者さんだからです。

また、ミネラルはバランスが重要です。

例えば、ナトリウムとカリウム、カルシウムとマグネシウム、亜鉛と銅は常に一緒に動くのが基本です。

両者が基準値に入っているか?ではなく、両者のバランスがとれているか?を見ていかなくてはなりません。

また、例えば、亜鉛やセレンなどは、数値が高く出ていても足りないこともあります。

なぜなら、亜鉛やセレンは重金属の拮抗ミネラルなので、重金属がたまっていると数値が高めに出るからです。

そういうわけで毛髪ミネラル検査に限らず、検査は、解釈方法がキモなのです!

自分で検査をオーダーしたり、クリニックでしてもらう際は、以上2点を常に考えてくださいね!

副腎疲労脱出マニュアルでは以下の事について詳細に説明しています。

1 患者さんの話や風貌、診察所見から必要な検査を絞り込むプロセス
2 毛髪ミネラル検査の解釈方法

特に、1に関しては、数多くの臨床例を見て、そこから経験的に学んでいく要素が強いと思われます。

そこで、メール問い合わせと診察件数がある程度十分量蓄積されたのを機に、今回データを公開します。

・ミネラル検査の見方を知りたい方
・副腎疲労で、今後どうしたらいいのかわからない方
・どんな検査を受けるべきか迷っている方
・いろいろやりすぎて今自分がどこにいるかわからない方
・副腎疲労を含めた栄養療法を自分の仕事にしたい方

ぜひ、ご考慮ください。

 

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