考え方

反対側からみてみよう

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今日は「視点を変えてみる」という話です。

肉食を応援する本

「肉がよくないなんて、誰が言った」という本があります。

人間は何百万年もの間、マンモスをはじめとして肉食だった、
炭水化物食になったのは最近のことだ、という話などが紹介されています。

この本を一言で要約すると、「肉の利点は効率にある」と言っています。

肉に含まれるたんぱく質は、植物性たんぱく質に比べて、必須アミノ酸をすべて有しており、バランスがよいです。(一般に、アミノ酸スコアが高いといわれます)

さらに、タンパク質に加えて、ビタミンB群、ビタミンAやEなど脂溶性ビタミンも同時に摂取することができます。

つまり肉は、不足しがちなタンパク質、微量栄養素をとるために、積極的に利用するべき食材であるということができるのです。

肉食を批判する本

ところで、その一方で、
葬られた「第二のマクガバン報告」という本があります。

副題に「動物タンパク神話の崩壊」などと書いてあって、意味深な感じです。

この本は、タンパク質の効率について語った本で、一言で要約すると
「効率の良いもの=体によいものではない!」となります。

具体的には、ラットの実験で肉食により発がんが増えることを様々な角度から検証しています。
詳細は本を読んでいただきたいのですが、もうはっきり、動物性たんぱくと植物性たんぱくの違いがデータで示されており、圧倒されます。

肉は確かに効率のよい食材です。
だが、必ずしも効率の良さを追求する必要はないわけです。

野菜は一種類では人間の体に必要な必須アミノ酸を全て摂ることはなかなかできません。

しかし、数種類を組み合わせてとればアミノ酸スコアを100にすることも十分可能です。

反対側の視点から見ると立体像が見えてくる

上記の2つの本は肉というタンパク質について反対側の視点から見ている例です。
このように、異なる視点から見ることによって、物事の本質が立体的に浮かび
上がってきます。

たとえば、タンパク質を上記の2つの観点から見ることによって、

「効率よく、しかも安全なのは植物性のプロテインでないか」
とも考えられるし、

人によっては
「私の場合、効率よい摂取は必要ないからプロテインは必ずしも必要ないのではないか」
などともいえるわけです。

 

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・反対側の視点からも見てみよう

 

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