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<首都圏おもしろランキング>俳句結社 コロナ禍で活動に制約 :東京新聞 TOKYO Web

コロナ禍の緊急事態宣言の中、片山由美子主宰ら40人ほどが集まった俳句結社「香雨」の新年句会。間隔を空けて座った=1月9日、東京都渋谷区のホテルで

コロナ禍の緊急事態宣言の中、片山由美子主宰ら40人ほどが集まった俳句結社「香雨」の新年句会。間隔を空けて座った=1月9日、東京都渋谷区のホテルで

 結社の同人や会員が一堂に会して投句することから「座の文芸」と呼ばれる俳句。コロナ禍で昨年は多くの結社が活動休止を余儀なくされた。結社の数が多い東京など首都圏。今年はどうなるのか。

 KADOKAWAが昨年暮れ刊行した「俳句年鑑2021年版」によると、結社が発行する俳誌は計五百九十二誌。都道府県別では、東京が百五十六誌で圧倒的に多い。神奈川、埼玉、千葉と一都三県で全体の半分近くを占める。

 その多くがコロナ禍で活動を制約された。月刊総合誌「俳句」の石川一郎編集長は「結社のイベントがなくなり、毎号写真付きで紹介していた俳壇ヘッドラインが全く載せられなくなって誌面も大打撃だった。今年も同じ状況が続くのか」と懸念する。

 創刊三年目の東京の結社「香雨(こうう)」の片山由美子主宰は「百人くらい集まる本部句会は今年も開催のめどは立たない。Zoomなどウェブも使っているが、同人や会員はやはりリアルの句会をしたがっている。今年はできるだけ私が地方にも出向いて、小規模な句会を増やしたい」。

 高浜虚子直系の最大結社「ホトトギス」(東京)も昨年は全国十一ブロックで予定していた百人規模の大会をすべて中止。稲畑廣太郎(こうたろう)主宰は「同人の平均年齢は七十代後半で百歳を超える方も結構いる。今年も三月の関東ブロック大会は中止した。五月の四国ブロックは予定はしているがどうなるか…」と思案中。

 一方「古志(こし)」(東京)の長谷川櫂(かい)・前主宰は昨夏から四つの句会をすべてZoomに切り替えた。「コロナ禍は今後もずっと続くだろう。Zoomなら海外など遠方の人も参加できる。メリットと考えてこれを続ける」と言う。 (藤英樹)

◆「集会よりも出版に重点」

 前橋市が拠点の「鬣(たてがみ)TATEGAMI」は主宰制結社ではなく、同人誌スタイルをとる。同人30人と小規模ながら、これまでも100ページを超える充実した季刊誌発行や記念出版に重点を置いてきた。

 今年は創刊20周年の節目。林桂・代表同人は「コロナで昨年は喫茶店での句会や編集会議などすべて中止した。20周年も、皆で集まることより、これまで通り記念出版などに力を入れる」と話す。

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