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消化酵素とアマルガムの関係

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今日は、「DDP-4とアマルガムの関係」についてお話したいと思います。

DDP-4阻害薬という薬をご存知ですか?

これはインスリン分泌を促す消化管ホルモンであるインクレチンの分解酵素DDP-4を阻害することで血糖効果作用を発現する糖尿病の薬です。

従来の血糖降下薬と異なり、血糖依存性であることが大きな特徴で、低血糖は起こりにくく、すい臓保護作用もあるということで、日本では2009年に発売以来、急速にシェアを伸ばしています。

実はあまり知られていませんが、このインクレチンの分解酵素DPPー4は消化酵素でもあります。DPP-4はカゼイン、グルテン、大豆たん白などのたんぱく質を消化します。

私は多くの患者さんに対して食物アレルギーIgG検査を行っています。

食物アレルギーIgG検査の説明はこちら
http://rootcause.jp/index.php?foodallergy

特定の食物に対してアレルギー反応があるということは、その食物が完全に分解されないまま腸を通り抜けて体内に入ってきており、それに対して免疫が反応していることを意味します。

だから、乳製品に対してアレルギーがあるということは、

「乳製品に含まれるカゼインというたんぱく質が完全に消化されないまま体内に入っている」

ということです。

小麦に対するグルテン、大豆に対する大豆たんぱく質も同様です。

特に欧米では、グルテンに対するアレルギーが急増中です。
グルテンフリー食品が急増する一方で、グルテンを消化するための酵素サプリとしてDPP4関連の物も多くでています。

例えばこんな感じ
http://p.tl/RFYh

このようなたんぱく質の未消化の影響はアレルギーだけではありません。
精神疾患にも非常に関連します。

カゼインが中途半端に分解されたカソモルフィン、グルテンが中途半端に分解されたグリオモルフィンなどのペプチドはオピオイド効果を持っています。

つまり、消化酵素が充分に働かないとグルテンやカゼインは体内で麻薬様物質になるのです。

実際に、自閉症症状を持つ子供の多くがDPP4活性が低下しています。

小麦を摂取したあと眠い、頭が痛くなる、ぼんやりするなどの症状があれば、それは麻薬様物質の反応かもしれません。

さて、DPP4活性低下の原因は、先天性異常と水銀、消化管のダメージ、そして、糖尿病患者に対してのDPP4阻害剤だとされています。

その中でも特に気になるのは水銀です。

水銀は特に硫黄を含むたんぱく質と親和性がよく、それに入り込み、構造を変えてしまいます。

子供のワクチンにふくまれる水銀は少量ですが、成長期の脳神経には多大な影響を与えます。

一方、大人で一番影響するのは歯科アマルガムでしょう。

アマルガムから溶け出した水銀が消化管を下って、直接消化に影響するからです。

そういうわけで、このような小麦を摂取したあとの疲労感、不快感を訴える患者さんに対しては、これらの事を考慮したうえで、必要な検査を決定し、その結果を見ながら、バランスよく治療を行うことが大切になってきます。

グルテンフリーの指導をし、消化酵素を足して、消化管修復サプリメントを処方し、水銀キレーションをするのですが、消化管の保護が不十分だとキレーション治療の副作用が強く出ます。

なぜなら、キレーション治療の排泄ルートは腸だからです。

また、治療中に腸の炎症が残っていると疲労感が増強する事があります。

副腎疲労が強いと、微量ミネラルの保有が保てなくなり、カンジタ増殖を促します。

それが原因で、腸管がまた悪化します。

いろいろな要因をひもときながら、それに対して栄養療法をすることは、ジグソーパズルのピースを組み立てていくことに例えられますが、私は、ジグソーでなく、ルービックキューブの様なものだと思っています。

ルービックキューブは、まず下段から丁寧に揃えていかないと、6面完成はおぼつきません。

ご参考:ルービックキューブの6面完成法
http://www.macozy.com/rubik/3rc/index.html

時には、「治療の順番を間違えると最初からやり直し」になります。

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単純なジグソーではないのです。

参考文献
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1046/j.1365-2036.2002.01206.x/pdf

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サプリを効かせる方法論 その20

・治療の順番を考えよう

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