歯科と医科のジレンマ

悪い歯を抜くと関節炎や他の病気がよくなることがある

「虫歯から始まる全身の病気」という本があります。

原題は“Root Canal Cover‐up” 「包み隠された根管治療」です。

内容は「根管治療の危険性」についての研究を、マイニー氏が監修し、解説を加えたものです。

しかし、マイニーによると、

「 いくら完全に治療を行っても歯の中を完全に無菌にする事はできない。
その残っている菌が、体内の別の場所に移り、多くの慢性疾患を起こしている  」

というのでした。

この本によると、手の届かず処置できない象牙細管が3マイル(約4.8km)もあり、
そこから細菌は体内に毒素を遊離拡散させることができる、とあります。

この毒素は心臓、腎臓、肺、眼、胃や脳、そのほか無数の身体組織に影響を及ぼしうるそうです。

その一方で、「「アマルガム」という水銀の歯の詰め物が多くの病気である」

と啓蒙活動をしていることで有名なハル・ハギンス氏は、

「 原因不明の多くの疾患の原因は口の中にある」と提唱し、

It’s all in your head (全ては頭の中にある) 「日本語版:本当に怖い歯の詰め物」

http://p.tl/kX7i

という本を書いています。

この中で、ハギンスは、特に治療の十分でない感染根管とアマルガムの2つが
慢性疾患の原因だと言い切っています。

このように、「歯のために行っている治療が、全身には悪い影響を与えることがある」
ということは、実はまだ多くの人が知りません。

重金属は諸悪の根源

私は、栄養療法をいくらやっても効果がない人は、重金属の蓄積を疑います。

重金属は本当にたちが悪いです。
これがあるとなにをやってもダメです。

水銀は体内で硫黄と結びついて存在しています。
水銀は硫黄との結合性が高いのです。

具体的には含硫アミノ酸としてたんぱく質、酵素を形成しています。
だから、酵素の働きが全て落ちます。

代謝酵素が働かなくなって代謝が落ちます。
倦怠感、低体温などの症状が出ます。

消化酵素が働かなくなって腸内環境が悪くなります。
よって、消化不良症状、また、免疫も低下します。

歯科治療が重金属の蓄積を起こす可能性があるという考えを常に持ちながら治療を行うかどうかで、患者さんの予後は大きく変わります。

日本における殆どの医師、歯科医師は専門医、つまり、局所治療の専門家です。

だからなおさら、「常に全身を考慮に入れながら局所の治療を行う」ことを念頭におかなくてはなりません。

歯科医師なら、根管治療においていかにシーリングの精度を高めるか、ということを考えると思うのですが、上記の様なことも考慮して、口腔を通して全身を診ていくことも同時に考えなくてはならなくなるでしょう。

もちろん、これは歯科に限りません。

医師は、慢性疾患や原因不明の感染症症状の原因として、「口腔内」を自分のチェックリストに入れておくことが必要になってくると思います。

これらの相互紹介を進めるにも、医師が歯科の事を知る必要があるし、逆に歯科医師が全身の事を知る必要がありますよね!

サプリを効かせる方法論 その3

・局所を治療するには全身状態を把握する

サプリを効かせる方法論 その4

・栄養療法を邪魔する根本原因を把握する

いつも、いろいろ意見を下さる皆様、本当にありがとうございます。
私は、特に医師なので、歯科的なことについてよくわからないことがまだまだあります。

今回の根管治療もそのひとつです。
歯科医師の方からのご意見をいただければ幸いです。

ご意見は
info@ivcworkshop.org
までお願いいたします。

個別のご返事はお約束できかねますが、よいご質問、ご意見などはシェアをさせていただく事がございます。

ご了承ください。

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