副腎疲労が治らない人の共通項

患者さんからの問い合わせで一番多いのは「副腎疲労」に関するものです。

過去1年間でのべ450通の副腎疲労に関する問い合わせメールを頂きました。

また、過去1年間で150名もの方に新規に診察をさせて頂きました。

私は、副腎疲労の治療をはじめて8年になります。

きっかけは、10年前に始めたビタミンC点滴です。

体内でビタミンC濃度が一番高いのは副腎だと聞いて、ビタミンC点滴が副腎疲労の特効薬になると考えたのです。

それからのべ1万人以上にビタミンC点滴を行ってきましたが、事はそれほど単純ではありませんでした。

副腎はネットワーク臓器です。

脳をはじめとした他の様々な臓器と関連しています。

それらの臓器に問題がある場合、それらも含めて総合的に解決する必要があります。

副腎だけをみていては副腎疲労は治りません

さて、今回、統計の解析を行ってわかったことの一つ目は、

「当院への副腎疲労の問い合わせにはセカンド・オピニオン、サード・オピニオンを求めるものが多い」という事です。

今までに病院にかかったこともなく、サプリメントなども飲んだことがないという人は

御問合せを頂いたうち、7人に1人もいませんでした。

メールにお書き頂いた情報だけをみても、

問い合わせ時点で、

一般病院にかかっている人は2人に1人

副腎サプリを飲んでいる人は6人に1人

心療内科にかかっている人は6人に1人

栄養療法クリニックに通っている人も9人に1人

いました。

そして、2つ目は、

「みんながつまづいている所、気が付いていないところは非常に共通している」

ということです。

例えば、メール相談では訴える人がほとんどいないのですが、当院を実際に受診されて問診を進めていくと、

腹部膨満感を訴える人が多いという事がわかります。

http://rootcause.jp/blog2/?p=159

例えば1週間に1度しか便が出ないという事は、腸に炎症がある可能性を示唆します。

隠れた炎症は、副腎疲労の大敵です。

しかし、便秘に慣れきっている人は意外と自分の腸の問題の深刻さには気づかず、

副腎サプリだけを飲んで「なかなかなおらない」と言っている事が多いのです。

つまり、腸が悪いということは、副腎疲労が治らない人の共通項のうちの一つだと言えます。

他には

・食事が悪い事

・サプリメントの選択が悪い事

・効かないサプリをとっている事

・隠れた炎症が放置されている事

などがあげられます。

そして、3つ目ですが、そういった共通の原因を分析し治療することで、

「当院では1年で平均66%の自覚症状改善率を得られた」(様々な症状を含むトータル症状スコアで計算)

という事もわかりました。

(ここ1年以内に新規受診された中で6か月のフォローアップができた45名の平均改善率は42.3%(中央値は38%)でした。

13か月前からの1か月間に受診された中で1年後のフォローアップができた7名の平均改善率は66%(中央値は87%)でした。

自覚症状の改善率に限って言えば、多くの方が改善するのには1年ほどかかるようです。)

もちろん、自覚症状と客観的な所見は大きく異なることもありますし、

自分で気にすることほど自覚症状が強くなるなど誤差を生み出す範囲は大きいですが、

それでも自覚症状の改善は、副腎疲労治療の大きな指標となるところです。

これら3つの事から

「 副腎疲労が治りにくい方でも、みんなに共通している問題を対処すれば、改善が期待できる」

ということがわかります。

今や多くの方が副腎疲労についてよく勉強されていますし、サプリも一通りとっています。

あとは、この共通項を知れば、副腎疲労からの回復がより容易になるはずです。

私はこれまで副腎疲労専門のセミナーは行ってきませんでしたが、

今回統計解析を行い、ある程度共通項を絞り出すことができるメドがつきましたので、

これを機会に「治りが悪い副腎疲労の共通項とその対処方法」セミナーを行う事にしました。

今回は、副腎疲労に関するエビデンスと自分の診療で得られた統計データを合わせて

なるべく客観的な情報をご提供できるようにしました。

また、症状や毛髪ミネラル分析などの客観的データから副腎疲労の程度と治療方針のヒントを得る方法など実践的な内容を多くしました。

「 糖質制限はした方がいいのか? 」

「 乳製品、小麦、卵、たんぱく質などの食事はどうしたらいいのか?」

「 どこのメーカーのどのようなサプリをどの位、いつまで摂るべきか?」

「 コルチゾール検査はするべきか? ほかにどんな検査をするべきか?」

など、皆様から多く頂くご質問にもお答えします。

サプリメントに関しては、通販で買えるサプリメントの中から、多くの患者様にご紹介し、実際に効果的だったものもご紹介いたします。

(私自身80種類以上のサプリメントを実際に試しています)

私の経験から断言しますが、副腎疲労の回復に必要なのは、「少量のサプリとやる気と知識」です。

無駄な治療をして年月を費やしている人や、高価なサプリメントを摂ってもうまくいっていない人も多く来院されますので

充分な情報がまだまだ広まっていないと感じます。

そこで、私の副腎疲労外来の治療の内容を公開することにしました。

これによって、一人でも多くの方に適切な治療が行われ、回復されることを願ってやみません。

副腎疲労脱出ビデオマニュアル Edit

画像の説明

副腎疲労に関する、450通の相談メールと150名のカルテからはじきだした、多くの患者に共通している間違いとその対処方法を中心に宮澤医院で行っている治療方法を紹介。
治療に使用している全てのサプリメントリストつき。

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